吾輩は悩んでいる その3

年齢の所為で快復が遅いのか、はたまた食べた部分が余程悪かったのか、吾輩の食あたりは一昼夜続いた。
なにしろ自分がしたことなのだ、自戒せよ、反省せよ、猛省せよ、吾輩!

さんざんな週明けだ…と思っていたら昨日もうひとつ、頭痛の種が産まれ出でてしまった…。

目下のところ、このことが一番の悩みになっているのだが…それは息子の学校生活に関することである。

下校する折、途中まで一緒に帰る友達から帽子に砂利や砂を入れられたというのだ、帽子は汚れて被れない状態であった。
吾輩は毎日通学路の半ばあたりまで送り迎えをしているが、学校までは行っていない。
つまり吾輩の目の届かないところで起きたことだからして、どんな状況であるのかしかとはわからない。

ふざけ合っているだけか、とも思うが砂利を入れるという行為が今後エスカレートしないとも限らない。
子供同士のことにあまり介入したくもないし人間関係はぶつかり合いながら学んでいくものだが、心配なのは息子の性格である。

家ではかなりやんちゃなことも言ったりしたりするが、学校ではどうだろう。
言いたいことがあったとき、きちんと言えているだろうか。
これまでも「嫌なことや止めて欲しいと思うことがあれば、口に出さないと人には伝わらない」と何度も言い聞かせてはいるものの、自分の幼少期を振り返ってもそうはできないことがたびたびあったように記憶している。

学校に被っていく黄色い帽子はこれまでも随分汚れていることがあり、息子に聞くと「投げられた」と答えることが数度あった。
しかし別段不快な表情もせず、むしろ楽しそうな様子であったりもしたので「ふざけてそんなことしてると、車道に飛んでしまい危ないこともあるから気をつけなさい」と言い聞かせた。
そして「もし嫌だなと思うのならそう言うんだよ」と付け加えておいた。
息子はウン、と頷いたが「嫌だ」と口に出したことは今までもなかったらしい。
砂利を入れられたことは流石に嫌だっただろうに。

しかし難しい問題だ。
あまり騒ぎすぎるのも良くないし放置するのもまずかろう。

ちょうど今日の午後、折りよく個人面談があるので担任の先生に話してみようと思っている。
ただ、隣の学級の子だというし下校途中のことなので担任は恐らく把握しておられないだろう。

まずは現状に対し共通認識と問題意識を持つことが肝要だ。

つづく