京都と姫路に行ってきました その2

25日↑からの続き

いよいよトロッコ列車に乗車。
満員のため立っている人も多いが、乗客が一様に良い顔をしているので暑苦しくない。
温かみのあるトロッコの車体と保津川の景観を目にすれば、待たされたことも並んだことも少々運賃がお高いことも忘れるというものだ。
頬にあたる初秋の風が気持ちよかった。
途中で登場する酒呑童子に、固まりつつ喜ぶドラを激写する。

終点の亀岡駅で降りて復路はJR嵯峨野線を利用し、太秦まで。
7年前にここは訪れなかったので私&ドラは初の映画村体験、大将は20歳のころ一度来たらしい。
誰と?とか野暮なことは聞かない事にする。

太秦は思っていたよりものんびりとした田舎で、映画村は思っていたよりもヲタ心をくすぐるものがいっぱいで、いやー楽しかった!
だって「池田屋」のセットとかー!
新選組」の看板とかー!屯所とかー!
「誠」の提灯とかー!沖田総司の扮装をした人とかー!

いちいちキャーキャーいいながら大将にデジカメを押し付ける。
るーるーるーるるるるー♪と組テーマをハミングしつつ歩を進めると、今度は「大奥」の豪華な着物がどうじゃ!とばかりに展示してあるのでるるるるるるーるるー♪と大奥のテーマに鼻歌をチェンジ。
忍者が潜んでいそうな屋根裏のセットではニンニン!とつぶやき、お白州の前では大岡越前のテーマを…(エンドレス)。

大将とドラはお化け屋敷にも入った(私は情けないほど怖いものに弱いのでパス)。
他の人たちが「怖くなかったー」「ぜんぜんへいきー」と出てきたのに対し、この父子は凄かった。
途中から二人の叫び声が辺りに響き渡り、全力疾走で争うように出口から飛び出してきた。
ドラなんぞ顔が青ざめている。

「もういっしょうおばけやしきにははいらない!」

おまえさん…6歳で「一生」言うたかー。

宣伝効果は抜群で、周囲の人々が続々とお化け屋敷に。
わしゃしらんよー、あの親子がリアクション王なだけだと思うよー。
しかし入らなくて良かった、と多分ドラよりも怖がりなスミコは胸をなでおろしたのであった。

続いてロケーションスタジオにて、撮影の裏側をレクチャーしてもらう。
またちょうど新選組の隊士がいたりして、密かに身体をくねらせるスミコ(キモチワルイですから…)。
なかなか趣向を凝らした面白い撮影風景で、父子のこわばった顔もすっかり和らいでようござった。

続く