ハゲタカ

先週から始まったNHKのドラマ(ビデオに録画)をやっと昨日見た。
すーーーーっごく面白い!

キャストは地味目だが達者な人ばかりだし、原作にとても力があると思われる上に脚本も凄く良い。
ディスイズ骨太、なドラマ。
(あ、今唐突に鷲尾いさこが歌い踊る鉄骨飲料CMを思い出してしもた!いさこといえばトオル妻!トオル妻といえば吹石ちゃんなのに!←脱線しまくり)

バブル崩壊後の三葉銀行が抱えた不良債権を、バルクセールで引き受けに来た外資ファンドマネージャー大森南朋が演じていて、これがもう強烈に巧い。
アメリカでの仕事を評価されて日本へ期限付きで戻されるシーンが強烈に印象的だ、なんてったって「BUY JAPAN OUT(日本を買い叩け)!」っていう命を受けて刺客として送り込まれてくるのだから。

彼にはいわくつきの過去があり、そこに絡んでくるのが三葉銀行のエリート行員である柴田恭平と東洋テレビ報道記者の栗山千秋。
ああどうなるの〜どうなるの〜、早く続きが見たい!

久しぶりにバラエティ番組以外で見た中尾ネジネジ彬も巧かった、あの汚れに手を染めまくっている風情ってのは一朝一夕で出せるもんじゃないわー。
松田龍平は以前よりもさらにお父さんに似てきており驚いた。
容姿というよりも雰囲気がそっくりで、DNAというものについてしばらく思いを馳せてみたり。

演出も過不足がなくて好きだ。
ショッキングな冒頭のシーンはまんまと‘掴みはOK’だったし、鷲津(大森)がコーヒー代を払うシーンやなんかが妙にツボで。
「260円でしたよね」と言って100円玉を2枚、50円玉を一枚、10円玉を一枚、無駄のない動きで規則正しくテーブルに並べスッと席を立つ。
なんてことないんだがこういう細かいところが彼の人となりを際立たせる。

いやーほんとに面白かったー!(しつこい)
大将(夫・仮名)にも熱烈推奨して今朝少しだけ見せたら「会社に行かないで続きが見たくなってしまったじゃないか!」と苦情を言われた、ひひひ。

大将といえばヤツは華麗なる一族の原作をいつの間にか買っていた。
相当にはまり込んでいるらしい。
この間のラストシーン(若、こんだけ人集めてきましたぜ!のシーン)でも涙ぐんでたもんなぁ。
絶対私よりチョロい…もとい、純情だと思う。

ちなみに私はてっぺー木村の影響で「行者にんにくウィンナー」なんてもんを買っちゃいましたが、何か。