ドラはおさる その1

喘息に翻弄され三月もあと10日あまり。
週末は義父の7回忌で仮面嫁ダーなんとか頑張った…が、どっと疲れて私の体調は一進一退。
ドラ(息子・仮名)はおかげさまでその後すっかり元気に登校している。
昨日から短期スイミングスクールにも通って楽しそうだ。
虚弱母の私は明後日からの春休みに戦々恐々である。

16日は小学校の卒業式で、ドラは超早帰り(9時半過ぎに帰宅…)だったので映画ドラえもんに連れて行った。
仲良しのRくんとも一緒に見られてドラ大満足。

17日18日が大将(夫・仮名)実家にて法事、19日は小学校で面談&ドラの定期歯科検診、20日に少しはホッとできるはずだったのにドラが待てど暮らせど帰ってこない。
いつも一緒に帰ってくるRくんの母上に連絡すると、彼もまだ帰宅しないけれどお友達が30分以上前に来ていると仰る。
心配になり迎えに行くと、家からかなり離れた所でRくん&Yくん&ドラがのんびり歩いてくるのに出くわした。

「どうしてこんなに遅いの」
「だって先生のお手伝いしてたんだよー」
「お手伝いを1時間以上してたの?」
「違うけど…」

お手伝いの後にだらだらと遊びながら下校していたのが原因だったようだ。
脇目も振らず帰宅しろ、と言っているわけではない。
しかし幾らなんでもこれは度が過ぎると思い、さっさと帰ってこい!と一喝。
すると三人は口を尖らせ、異口同音に自分は悪くないと言い出した。
「人のせいにばかりするんじゃない」とさらに叱る。

一人でいてもおサルなのに、1年坊主(しかも男子)が3人も揃うと猿軍団になってしまうから困る。
石を拾って塀に落書きをする、花をむしる、大声で変な歌詞の替え歌を歌う、立ち止まって喧嘩を始める、盛り上がりすぎて車やバイクが見えなくなる…本当に見ているとハラハラドキドキムカムカイライラの連続だ。
まだまだ人間になっていないサルだから仕方ないと思って、同じ事を何度も注意し諭しもするが暖簾に腕押し。
サルだから。
親が心配しているとか、誰かが迷惑するとか、自分で思うよりも身の回りに危険はあふれているとか、そういうことを想像できないのがサルなのだ。

気を長く持って調教せねば…。
男子という生き物はいつ頃サルから人間に脱皮(脱皮?)するんだろうか。

でもおサルには可愛いところも沢山ある、というお話は↓で。

(続く)