なんくるないさ〜沖縄旅行記 その2

(4日付けからの続き)

28日の沖縄便は19:40発。
なぜにこんなに遅いかといえば、溜まったマイレージを春休みに消化しようと思う人はゴマンといらしたということだ。
予約解禁のタイミングから数分遅れた大将が「遅く行って早く帰る便しか取れなかった」と連絡をくれた時には、世間の皆さんってホント素早い…と舌を巻いた。
しかし家族揃って沖縄なんぞに行けるだけでも御の字である。
いつも20〜21時には寝るドラにとっては多少シンドイかもしれんが、それもまぁ春休みだし旅行なんだしたまには良かろうと。

ドラはといえば家を出発する時点からノリノリで、羽田までの電車はずっと先頭(運転手席の真後ろ)に立って運転シュミレーションをしまくり、一人悦に入っていた(ゴロちゃん、アナタも昔はこんな風だったんでしょうか?とスマヲタスミコはすかさず思うのであった)。

余裕を持って羽田に着きスムーズにチェックインできたので、飛行機の見えるレストランでドラと晩御飯を食べることにした。
当然ドラの目は分刻みの離着陸に釘付け。
好きなものに対しては飽きるということがないのが子供だ。
やれJALが飛んだ、今度はANAだ、あッあのヒコーキはなんだろう?と喋り続けながら特製オムライス(大人の分量一人前)を平らげていた。
しかし私はこの時点から徐々に焦り始めていた。
夕方送ったメールに大将からレスが来ない。
電話しても出ない。
すでに出発の1時間前…。

マイレージポイントで予約した便は変更が出来ないのよッ大将!
ギリギリでいっつも生きていたいとでも言うのッ?
カツン気取りかッ?(あのグループはカツンとは呼ばないんだったかしらッ?)
てゆーか連絡くらいしてちょーだいッ!

段々とミーコに化けそうなスミコであった。
あ、ミーコというのはスミコの中に棲むオカマキャラなんですが…そんな話は別に今しなくても。

いりいりと待っていると19時前に携帯が鳴った。
いきなり出た言葉が「まじで着かないかもしんない。いままだ新木場」

新木場だぁッ?
おめーふざけんじゃねぇよ、とガラが大変に悪くなりそうになるのを必死で抑え「なんとか間に合ってちょーだい!」と電話を切る。

食事を済ませたドラと私は搭乗口に一番近い出発ゲート前に陣取り「○番ゲートにいるからね!待ってるよ!」と再び連絡。
「お、おう…祈っといて…」と心細げなカツン大将。

続く