なんくるないさ〜沖縄旅行記 その7

29日夕方。
全室オーシャンビューであるらしいのにお得な宿泊プランに惹かれてネット予約したホテルに到着。

おお!
想像していたよりもイイ感じ!
高級というのとは違うが、心地よいリゾートホテルの香りがする!
白と青を基調とした清潔で広々としたフロントを見て心が躍る。

部屋に入ると。
おお!
これまたイイ感じではないか!
ゆったりとした和洋室は寛げるし、なんてったってバルコニーが海に面したオーシャンビュー!

単純なスミコはテンションうなぎのぼり。
首里城で玉姫になっちまったことも忘れるくらい気分上々…ではあったが、忘れたところで事実は変わらないのでプールには入れないのねー。

やはりテンションの上がった父子もしばらく部屋でワーキャー言っていたが、そうだプールだオキナワだ!と玉姫スミコを置いて遊びに行ってしまった。

フン。
いいのよいいの、私はいいの。
ひとりよい子で待ってます。

んなわきゃーない。
ウルサイオトコドモがいなくなったのだ、この景色を肴にビールを飲もうそうしよう!
来る道でMAX VALUEに寄ってオリオンビールはたーんと買ったのさ!

いやぁこれこそ贅沢。
誰にも邪魔されず、海を眺めてビールを飲む。

実はこのホテル、客室&レストランの他にプールやジムのある健康&医療センターや沖縄の文化を体験できる島んちゅスクエア、マリンプログラムが用意されたアドベンチャーステージ、イルカが暮らすラグーンまで揃った‘もとぶ元気村’の施設の一つなのである。(宣伝マンか?)

つまり部屋からは海のみならず、ドルフィンラグーンも見えるのである!
雄大東シナ海をバックに、踊る君はそうマーメイド!

ちゃうちゃう。
でもそんな感じ…ってどんな感じやねん。

オリオンビールでひとりツッコミ。
時々跳ねるイルカに目を細めているうちに、だんだんと海がピンク色に染まってきた。

沖縄の夕日とイルカジャンプを肴に飲めるなんて。
ああ来てヨカッタ、玉姫にはなったけど喘息治ってヨカッタ、大将が飛行機に遅れなくてヨカッタ!…と、ヨロコビに身悶えるスミコ。

しばらくして父子が戻ってきた。

「なんだよー、もう飲んでるのかよー」
「いいじゃん、最高だったよぉ夕日!」
「えっ、夕日が見えたの?もう沈んじゃった?」
「うん、さっきねー」
「「ずるーい!」」

声を揃えて言われても。

その8に続く