縮図

2500円の豪邸に住む?カブくんとカブちゃん、その後。

カブちゃん(カブト虫♀)は、活動を開始して以来とてつもない食欲を見せつけている。
昨日、餌の昆虫ゼリー(なんてものが今はあるんですな、スイカとかきゅうりとか食べるんじゃないのか普通?)に長〜いこと頭を(正確に言うと体ごと)突っ込んで見事に完食していたので、昨夜取り替えておいたら今日は早朝からガッツイテおり数時間でほぼ完食。
この大食いぶりから、私はひそかに彼女を‘カブ曽根’と呼ぶことにした。

一方カブくん(♂)の行方は杳として知れず。
まさか大食い・カブ曽根に食われたか?
あの強そうな立派なツノは見掛け倒しか?
地中に潜って虎視眈々と力を蓄えているところか?
それとも既にケースから脱出したのか?
もしや彼はカブト虫界のモンテ・クリスト伯だったのか?

いずれにせよ、今後もカブ曽根・カブモンテ続報をここで書くとしよう。(どなたも期待なさってないでしょうが…)

かように虫ケースにも生き物の縮図らしきものが見られるわけであるが。
我が家のサル…もとい、小2男子ドラ(息子・仮名)の周囲にも人間関係の縮図を感じさせられる今日この頃。

幼稚園・小1までは友達との関係はまだまだ希薄だったが、2年生になってから急激に深く濃くなってきた感じを受ける。
それは勿論喜ぶべきことである。
成長の証でもある。

しかし、そうなるとややこしいことも色々と起きてくる。
以前からここにも多少書いてきたYくんのことのみならず、仲良しの女の子とのナイショ話にまつわることだとか、7〜8歳といえども女はコワイなとか(同年齢の男子が単純すぎるとも言えるけども)、悪口がどんな風に広がりどんな傷を残すかとか、どんなときに人はうそをつくのか、なぜ人のせいにしたがるのかとか…そりゃもう様々なことをドラを通じて日々体感する。

いやぁほんとに、子供を育てるというのはエネルギーと根気が必要だ。
子供は至極面白いものだが。

あの単純なサルをひとかどの男にするには、時間も労力もたっぷりかかる。
こっちだって欠陥だらけだから、自分のことは棚に上げた説教も時にはせねばならず、内心むず痒いようなこっ恥ずかしいような気分に陥ることもしばしば。

母親暦まだまだ浅く、発展途上。
…亀の歩みでも発展せねばなぁ…堕落は易し、向上は難し…。

ラブサイケデリコのHELPを歌いながら去る。