それどころじゃない その1

先週末、色んなことがありました。
だらだらと文章にすると書ききれないので箇条書き作戦で。

●30日、一泊二日の課旅行で大将(夫・仮名)が熱海へ
●翌朝「昨日の夜に怪我をした、今車いす」と大将から電話あり
●昼ごろ「やっと診察してもらえた、肉離れで歩けないけどなんとか帰る」と続報が入る
●夕方「なぜうちにはエレベーターがないんだ」と嘆きながら松葉杖にて大将ご帰宅
●患部は左ふくらはぎ、ギプスで固定し包帯ぐるぐる巻き、かなり痛々しい
●スマヲタなもので思い出すのは一昨年、あの夏のリーダー…
●思わず「うわーナカイと一緒だー」と言うと心なしか大将の顔にほころびが
●詳細をきくとジャンプして着地したときにグキッとやっちまった、らしい
●とにかく安静にして明日にでも近くの病院に行こうと話していたのだが
●突然近所で救急車や消防車のサイレンがなり始めた
●なに?なにごと?火事?事故?どこで?とベランダから様子を見る
●どんどんやってくる消防隊、やはり火事か?
●あれ、近所じゃなくてまさにうちの前に沢山消防車が止まってるじゃん!
●立ち入り禁止のテープまで貼られてるじゃん!
●パトカーから何か言っている…「危険なので窓を閉めてください」
●はい?窓をしめる?火事なの?逃げなきゃだめなんじゃないの?
●うちと同じB棟に住む知り合いから電話
●「硫化水素らしいよ!A棟の二階から異臭がするんだって」と知らされる
●りゅうかすいそって、いま話題の…?お向かいの二階で…?
●閉めた窓から外を窺うと防護服の人たちがわんさかいる…
●慌ててドラ(息子・仮名)にマスクをつけさせる(気休めだとわかっていたけども)
●大将にもマスクを渡そうとすると「いらなーい」と言ってごろんと横になる
●辺りは騒然としている
●完全防備の捜査隊?が捜索しているのが我が家の寝室から丸見えである…
●ビニールシート、防護マスク、防護服、調査用機材?、そしてスピーカーから聞こえる緊迫した声
●まったく臭いは感じられないがやはり恐ろしい
●しかしこんな状況だったというのに
●肉離れ大将はぐーすか寝始めた…
●「ちょっとパパ、まさか寝るのっ?」とドラが大将を揺り起こす
●「だってどうせ動けないもーん。もし避難ってことになったら消防の人に『まだパパが中にいます、ひとりで歩けないから助けて下さい』って言ってね。おやすみ」

続く