それどころじゃない その2

●大将がグォーと鼾までかいて寝ているので安心したのか、ドラも好きな本など読んでけらけら笑っている
●おまいら…こないだの地震でも起きなかったしな…
●しかし窓の外はすごいことになっている、向かいのベランダに何人も捜査員がいるし、「洗浄します」とかってスピーカーの声も聞こえる
●張りつめた外の空気と緩みきったうちの空気の狭間でスミコは『家政婦は見た』のごとく窓にはりついていたのだった
●一時間以上経過し、やっと周囲の立ち入り禁止テープが外され「ご安心ください、もう窓を開けても大丈夫です」というアナウンスがなされた
●結局のところなんだったんだろう…と思っていたら先ほどの知り合いからメールがきた
●「やはり硫化水素だったって。『患者』が運ばれたらしいよ。調査隊だけ残ってほかは解散みたい」
●そうか…こんな間近でこんな事件が起きてしまうとは…
●翌日、新聞には載らなかったがネットで事件の概要が載っていた
●ひとり、亡くなったらしい…
●そんな事件があっても日常生活は続く
●非日常な大将の肉離れ生活も続く、すなわち私のプチ介護生活の始まりだ
●日曜の夜、ギプスをつけたままだが入浴させてあげようと頑張った
●…体重も中居さんと同じくらいならよかったのにねー(とは言わないでおいてやった)
●月曜の朝いちで近所の整骨院へ行き診療していただく
●とにかく今は冷やして下さいと言われ、またもや一昨年の夏の舞台裏を思い出すヲタスミであった
●バケツに氷水ですか?と先生に聞くと、そうですね氷嚢でもいいですよ、とのこと
●なるほど…と氷嚢&固定バンドを買いに行き早速冷やす
●当然まだ大将は出社できず
●左足をかばうので体のあちこちが痛む大将を丹念にマッサージ(スマコンのときは気持ちよく送り出してね、と心の中で念じているのは内緒だ)
●火曜日は荒れ模様の天気だったこともあり、もう一日会社を休み電話とPCで仕事をする大将
●しかしどうしても必要なものがあり、私が会社に受け取りに行くことに
●へぇへぇ、手となり足となりましょう
●日・月・火と安静にしていたせいか、ずいぶん回復したらしく整骨院の先生が驚いておられた(今朝=4日朝)
●治療していただいた後、なんとか会社へ向かう大将
●しかしきっと帰宅したらまた腫れてるんだろうな、夜はアイシング&マッサージコースですな

続く