夏休みの記録 その4

今日は久しぶりに30℃超えで日差しが強い。
しかし空気はカラッと乾いていてやはり季節は秋。
ずるずる夏の記録を書き続けるのもいい加減にしないとなー。

さて大将(夫・仮名)が手伝って作り始めたドラ(息子・仮名)の科学工夫作品は、「(なんちゃって)リニアモーターカー」であった。
用意したのは厚紙、粘土、磁石、定規にカッター接着剤と折り紙。
簡単に作れそうに見えてこれがなかなか難しそう。
しばらく二人で唸っていたがそのうちドラが飽きてきて(コラ!)、大将が一人で作業し始めた。
ムッとしながら大将がドラに指示をする。

「ドラ、このぐらいやれよ」
「えー」
「ここ切ってみろよ」
「わかった」
「違う違う、そこじゃねぇ」
「えー」
「こっちだって、あ、曲がってる!」
「だめー?」
「だめにきまってんだろ、あーまたやった!」
「うー」
「お前の宿題だろ?」
「あー」

だんだん昔の総理大臣のようになりゆくドラ。
イライラを募らせる大将。

なんだかんだで一日では終わらず、一応形になったのが24日の夜であった。
ぐったりしながら大将は言った。
「あんた(私のことだ)の44日間の苦労がわかった気がする…」

休日にはドラとよく遊んでくれる大将だが、勉強をみたり何かをじっくり共同で作るような経験はあまりなかったため、今回の作業はちょいと堪えたようだ、ほーっほっほっほ(なぜか高笑い)。
出来上がったリニアモーターカーもどきは磁力で浮かびあがって走るしくみなのだが、下り坂の線路を単に重力で下っているような気もした…まぁ深くは追求すまい。

晴れて宿題が終了したドラと約束通り「ポニョ」を観ることにした。
まことに可愛らしい映画であった。
ドラのリアクションが良すぎて(大きな声で「すっごーい!」「えらいねぇ!」「こわっ」「うひゃひゃひゃひゃ」などと画面に反応)、周りに迷惑じゃないかと冷や冷やしながらではあったが、私も楽しめて満足。
その夜、録画だけして未見だった「プロフェッショナル(宮崎駿監督)」をじっくり見た。
映画が終わったとたん「また観たい!」と身をよじったドラを、宮崎監督にちょっと見せたいと思った。

翌日だったか、ドラとポニョの話をした。

(11日付に続く、以下「崖の上のポニョ」のネタばれあります、ふふふ)