母のこと(その19)

桜咲く!
いえ、まだ千葉の桜は咲いてませんけど。
甥っ子のHくんが第一志望校に合格!ヤッター!
この高校は姉の母校で、私もかつて受験した…落ちたけどね。
実は二年前に甥っ子Uくんも落ちてしまったいわくつき?の高校だ。
よっしゃ、これで五割!(何が?)

その先に歩む道を考えれば高校なんて受かっても落ちても大差ないというか屁でもないというか(乱暴な物言い失敬)、勿論親にとっては経済的に大差ある出来事なんだけど、本人にとってはいかようにもアレンジできる一つの通過点だ。
「不合格」という経験も得難いものだし、「合格」という喜びも素晴らしいと思う。
HくんもUくんもこれからだ!オバちゃん応援してるからね!

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2月19日の夜は、ちょっと変な表現かもしれないが…家族で非常に盛り上がった。
恙無く葬儀が終わりホッとした中で、それぞれが今回の色々な体験を語りだしたことに加えて、今まで一度も話したことがないような深くて濃い話(主に母にまつわること)も出てきて、気づけば夜中になっていた。
零時を過ぎて起きていたことのないドラまでギンギンに起きていた。

しんみりする瞬間もあったが、ほとんど笑っていた気がする。
お酒も飲んでいたし(睡眠不足で飲んだから多少トリップしてたのかも)、話はまとまりを欠くどころか縦横無尽に飛び交い、立体交差して広がり続けるようだった。

これが本当の意味でのお通夜かな、とそのときなんとなく思った。
あの場で、母も口を出したかっただろうな。
みんなに好き勝手言われて、自分だけ反論も肯定も否定もできないなんて歯がゆかったかも。
でも家族が順番で「いまお母さんがこんな風に言ってる」と代弁してたっけ。
なんせトリップしてたから、母の声が本当に聞こえるようだったのだ。
ちょっとネタ化していた面もあるけど(笑)。
もともと強烈な個性の持ち主だった母が、こういうときはきっとこういうだろう…ということは家族なら誰でも簡単に想像できることだし。

父などはこの期に及んで「バレンタイン問題」を滔々と述べていてた。
自分はゴディバのチョコが欲しかった、なのに母さんはいつも「お父さんは飲兵衛だからウィスキーボンボンね!」と決めつけていた、それが納得できない!と。
うーむむ、父よ…。

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