決戦は金曜日、再び
昨日はまたまた大興奮いたしました、バンクーバー。
ジャネット・リン@札幌五輪以来のフィギュアフリークだもんで…といっても一度も生で観たことはない「お茶の間ヲタク」なんざますが、まぁとにかく凄いもんをみました!
あのツートップは史上最強!
ツートップと書くとついスマヲタの血も騒ぎますがそれはまた別のお話。
しかししかし、似ているけどまるで違う、真逆と言えるほど違うのに突き詰めるとやはりどこか似ている、というのはどこぞのツートップにも言えることかも…(スミコの妄想劇場は放っておきましょう)。
あれだけ完璧な浅田さん(うちではマオー呼びなのでマオーと表記させていただく)の演技の後、これまた完璧なキムさん(彼女はヨナっち呼びにて失礼)登場で、こりゃ僅差だわ僅差!と思ったら意外にも5点近く差が開いたのは驚きました。
プレッシャーがかかりまくる場面で少しの狂いもなく素晴らしい演技をしたのだから、ヨナっちの心臓は間違いなく金メダル級。
でもマオーのSPも甲乙つけがたいと思ったんだけどなぁ。
とはいえ、私は(ちらっとネットで見たのですが)審判を買収したとかなんとかっていう噂はまったく根も葉もないと思ってます。
数年前からヨナっちのスケートは大好きです。
音楽の捉え方、身体の使い方、スケーティングの美しさ、天才的な表現力。
それに加えて、ジャンプの前に「跳ぶぞ!」という意気込みを感じさせないまま(つまり素に戻ることなく)、流れの中で高く遠い距離を跳ぶ技術。
正直に言うと、この2年くらいはマオーよりも好きな女性スケーターでした。
だからあの高評価は、無理もない気もします。
でも去年初めてマオーのフリープログラム「鐘」を観たときに、ある予感がありました。
これだけ重厚で難しい曲と振付を、苦しんでもがいて咀嚼して完璧に自分のものにできたら、マオーは魔王になれる。
あの荘厳さ、あの格調高さ、あの難解さ。
下手をすれば退屈で重苦しい印象を与えてしまいかねないけど、挑み続けて曲の強さに負けず演じ切り滑り勝つことができれば、きっと御来光が拝める。
そんな予感。
ヨナっちの「007」はフィギュア史に残るSPになるはずですが、マオーの「鐘」も、きっと伝説になる。
な〜んて、お茶の間ヲタ歴だけは長い私は勝手に信じております。
ともかく明日!
力を出し切ってください、選手の皆さま!