キビシー

10年以上のブランクを経て社会復帰しようと目論むこと数週間。

…色々キビシー!

社会復帰と言ったって、正社員になってやるぜ!のし上がってやるぜ!なんて野望は抱いてないのになぁ。

しかし新卒採用すら低迷している現在の日本で、主婦ボケ&子育てボケした使えない年増を働かせてやろうなんていう職場がそうあるはずもないのだよな、冷静に考えると。

ものすごく卑屈になる瞬間もあるが、いじけず焦らず諦めず。
本当は少し焦らないとまずいかもしれんけど。
とにかくキビシーのだ、我が家も。

こんなときこそ心に太陽(=スマ)を、唇には歌(=スマ歌)を。
こないだのロコモーション&デビル中居(byリリーさん)でも思い出して踏ん張るぜ。
もうすぐ春休みだけど諸々頑張るぜ。
(と書いているそばから頑張りたくない…と思っている自分がいるが。)

さてドラマ話。
不毛地帯曲げられない女の最終回、それぞれにようござった。
役者が巧いってのは新鮮な魚が旨いってのと同じようなことなのね、と思う。
新鮮な魚をダメにする料理ってのもあるから脚本や演出も大変重要だけど、そもそも素材が良くなきゃあきまへんわな。
二つのドラマはともに素材が素晴らしかった。
ところどころ、いらん前菜がついていたり味付けがくどかったりもしたが、最後には「美味しかったです、御馳走様でした!」と言いたくなる出来栄えでやんした。
でも、この二つの最終回を軽〜く凌ぐ絶品料理を私は味わってしまった!

それは「火の魚」、NHK広島放送局が昨年作ったドラマだ。
ナントカ庁の芸術祭大賞を受賞したらしい。
ここでも大門社長(じゃなくて原田芳雄さん)大活躍!
役者もいいけどその他の要素もすべて良かった。
とにかくなんだかしらんがセリフが全部好きだ!
室生犀星さんの原作が良いのか渡辺あやさんの脚本がいいのかどっちもなのかわからんが、非常に言葉が美しくかといって浮世離れしてる風でもなく、心にしっくりと根付き芽吹いていくようであった。

広島放送局といえば、緒形拳さんで「帽子」も作ったんだっけ。
やるなー広島!
フィギュアといえば名古屋だけどドラマといえば広島だね!
(どういう独断?)

そんなこんなで、キビシー毎日でもタノシーひとときを。
毒トマトのドラマも待ってます(しつこいスミコ)。