教訓 その2
それにしたって!とか。
いくらなんでも!とか。
色々ぼやきたいことはあるが、もう終わったことだ。
先方の採用に関する段取りと説明には明らかに欠落した点があるとは思うけど。
私も必死なアピールが足りなかったんだと思う。
「そういうことなら学校行事と習い事は今月パスします」
「先月予約してしまった人間ドックも先にずらしてもらいます」
そういう対応もできたはず。
双方で話し合って研修日程を組めるものと思い込んでいた考えの甘さと、先方の物言いに圧倒されてぽかんとしてしまった詰めの甘さ。
正社員で働いていたころの自分だったら、もう少しはマシな切り返しができたかもしれない。
ボケましたね…。
悲しいかな、これが主婦ボケってやつだ。
そしてもうひとつ10年前の自分と違うのは、仕事よりドラ(息子・仮名)を優先したいという気持ちが歴然とあることだ。
「母親としての責任を最優先にしたいのなら、その職種には行かなくて良かったと思うよ」と姉からメールをもらった。
正直、痛かった。
本当のことだから痛いのだ。
仕事をすれば多少の犠牲は出る。
自分のやりたい職種を優先すれば家族にしわ寄せが行くかもしれない。
かといって家族のことばかり優先していては、責任ある仕事などできるはずがない。
そのバランスをどう取ればいいのか。
今更ながら本当に難しい…。
一夜明けて、その会社自体には未練はまったくない。
同じことを伝えるのでも違った言いようがあると思うし、いくら買手市場とはいえ一度かけた梯子をパッと外すような(と私は感じた)振る舞いは褒められたもんじゃないから。
でも、その職務にはいまも魅力を感じている。
へとへとになるくらい神経も使うだろう、猛勉強が必要で経験を積むことが大事だろう、でもきっとやりがいがある。
そう思ってある程度の覚悟を決めていたつもりだった。
きっとその覚悟もまだまだ甘かったのだろうけれども。
とにかくね、自分のありとあらゆる甘さに落ち込みました、昨日は。
教訓1が「チャンスは前髪を掴んだくらいで安心するな」ならば、教訓2は「甘い話にご用心、甘い自分にもご用心」ってとこか。
あーほんと、見通しも甘いし。
結局ここでこうやってぼやきまくっているのも自分に甘い証拠…。
シュガースミコを脱却せねばスタートの春は来ない、ちっくしょう!
負けない!