私が巫女さんになっても その12
(We Are SMAP!を熱く語るス巫女の巻き)
個人的にこの曲のイメージは「ハウル」の流れ星のシーン。
空に線を描く流れ星が幼いハウルに降り注ぐようなシーン。
いつの間にか頭の中ではハウルが、サン・テグジュペリの星の王子様のようになっているんですが。
でも似ているけど、テグジュペリの王子様ともハウルとも違う…5つの星が大地に立っているイメージ。
その5つの星がシャワーのように光を集めて、またそこから光が無限の宇宙に放たれるイメージ。
もともとこんなイメージを抱いていたところに、生で体感したWe Are SMAP!はもっともっと深くて美しかった。
目の前に蒼いものが広がる。
それが海なのか空なのか、草原を渡る風なのかわからない。
「かぐや」からみた「地球の出」のような蒼さかもしれない。
蒼くて深くて果てしないもの。
そこで強く優しく光る星が五つあって、その光と一緒にどこまでもく高く飛んでいく。
だけどなぜだか天空を舞う感覚だけではなくて、深い暗い海の底まで手を携えて潜ってくれているような感覚も同時にあった。
茫洋とした感覚(幻想と呼ぶべきなのか白日夢と言うべきなのかただの妄想といわれるものか自分では名づけようがない、やわらかいおくるみのような感覚)に抱かれて観ていたから、実際のステージがどんなふうだったのか、たとえば間奏やなんかで彼らは踊っていたんだろうけれども、そんな姿は不思議なほど覚えていない。
ただ、5人の歌う姿が祈りそのもののようであったこと。
祈りが星に姿をかえて輝いて瞬いているようであったこと。
曲の持つエネルギーと、それを伝えようとする彼らのまじりけのなさ。
そんな美しさを目の当たりにして、一緒にあの宇宙船に乗せてもらった幸福感が確かに今も残っている。
それから中居さんが体ぜんたいをつかって‘靴の紐を抜いて 石に結び付け 投げたよね 宇宙へ’と歌うところ。
福岡で、その姿を初めて見たときに気づいたら涙が出ていたこと。
そして東京918では、オヲタさんも同じ会場にいたらしいこと。
そのすべてを思い出すたびに祈りたくなること。
…相当にイタイこと書いてる自覚はあるんですけど、そろそろ病院に行ったほうがいいかもという自覚もあるんですけど、乗りかかった宇宙船だ!(なんのことやら)、ヲタの方だけでもご同船いただければ幸いです。
まだまだ?We Are SMAP!についても、その13へ。