私が巫女さんになっても その32
まさかスマコンで滝に打たれるとは…って、目を覚ませやス巫女!ってツッコミをどなたかそろそろ入れて下さってもよろしいのに。
誰も言ってくれないので目を覚ましません(どんな宣言?)。
もう少しだけあの日を味わってから起きます、多分。
椅子にうずくまって、締めのスクリーン映像の声だけをぼんやり聴きながら(N.マッピー氏お気に入りの‘赤子を抱いた親父’がなんだかんだと喋るシーン)、両の目からは滝が溢れて止まらず。
右隣の席の見知らぬ女性が怪訝な顔でこちらをうかがっている気配。
(わー、なに泣いてるのー?)(えー、まだ泣いてるのー?)(だ、だいじょうぶー?)
そんな気配が色濃く伝わるし、左隣の友人は‘巫女化するスミコ’には慣れてくれている(笑)だろうけど、やっぱりいつまでもこうしていたらあかんよなぁ…と頭の片隅で思う。
でも感情が揺さぶられすぎて思うように戻ってこれない。
そうこうするうちに、ゴロちゃんソロが始まってしまい慌てる。
ダメだ、まだ気持ちがついていけてない!
ゴロちゃんのソロ、ちゃんと観たいのに!
ひとり焦りまくるス巫女。
うっかりするとまだボロボロこぼれる滝のしずく(笑)。
でも、スクリーンのゴロちゃんが客席の「吾郎ウチワ」を持っていた女性にチュ!とするシーンで目が覚めました、あははー。
なんだろな、あの幸せな空気は。
中居ソロ→ゴロちゃんソロの流れの緩急は、有難いというか人にやさしいというか知り尽くしているというか。
オーラスの中居ソロは満喫できなかったけど(おかげで滝どころか小川のせせらぎすら体感できなかったぜよ…あれなら空耳アワーの幻影でジタバタしてる方が精神衛生上よほどよろしい!あいつらまっこと許し難し!←執念深いのねス巫女…)、怪我の功名?で、ゴロちゃんソロ@東京919は最初から最後まで堪能できた…というか意地でもそこは邪魔されてなるものか!と強烈に念じて最後はドヤ顔って感じ。
ただ、東京919はステージからはけていく姿(肩を落として奈落に降りていく細いシルエット)を目に焼き付けることはできた。
なんせ福岡では呆然としていたし、18日はホラ滝に打たれてたから!
全力を振り絞ってすっからかんになった心身を引き摺るように、俯いて階段を下りるシルエット。
当然ライトなど当たっていない、誰に見せるつもりもない姿。
しっかりと胸に刻んだ。