急変する天気 その3

しかし問題はその崩壊した(?しかけている?)クラスだ。
ラソン大会の時に何人か知り合いのお母さん方に会い、やはりその話になったが(あくまでも抑制の利いた話で済んでホッとした)、問題の担任は懇談会でも自分からはそのことを話さずあっさり終わろうとしたらしい。
(当然保護者側から質問が相次いだそうだが、うちのクラスより早く終了していた…。)

…なんつうかもう。
学校側がなんでそういう人を担任にし続けるのか、それがわからん。
彼女には彼女の言い分や根深い問題があるのだろうが。

しかし小学校生活における担任の役割は甚大。
子供たちがどんなにまっすぐ先生の言動を受け止め、それがどんなに深く影響を及ぼすことか。
もちろん家庭環境は大前提だけど、それに次ぐくらいの影響力があるのだ学校生活は。
(その両方ともが辛かった私の小学校時代って一体…と改めて思ったりするけどさ。それはそれさ。乗り越えたことも乗り越えられなかったこともあるさ。それが俺さ。誰さ?)

ドラのクラスは、K先生と出会えて本当に幸せだ。
あんなに信頼できる先生は滅多にいないと思う。
これまでも良い先生には(一人を除き←あくまでも母としての観点)恵まれてきたが、K先生ほど人間的に深いと思える方は初めてだ。

4月、初懇談会の折に「小学校〜中学校にかけていじめを受け、自殺を考えたこともあります」と仰ったときから「この先生なら大丈夫」と確信していたけれど。

その先生がこの事態をどうにかしたいと奮闘しておられる。
恐らく立場上板挟みになったり、もどかしいことだらけで悩み深き毎日とお察し申します…。

今日(12月3日でありんす)の天気のように、大雨から晴天に急変すればいいんだが…そのクラスの状態。
急変は無理でも少しずつでいいから良い方向に…祈るしかないのかしらん。

「K先生はね、うちのクラスだけじゃなくて5年生全部が楽しいのがいいんだって」

ドラのクラスの、やや発達障害のある子が家でポツリと言ったそうだ。

「多分先生との約束を守って具体的なことは言わなかったんですけど。急にそんなことを言うからなんだろう?と思っていたんです」

懇談会でその子のお母さんが話すのを聞いて、K先生(30才男性)は思わず涙ぐんでおられた。

先生や子供たちの心が報われますように。

やっぱり祈ることくらいしかできないかなぁ、ううー地団駄。