大地震

昨日15時前、これまでに経験のない大きな地震があった。
長さといい激しさといい、異常としかいえない揺れに足元をすくわれそうになり、とにかく玄関を開けた。

実は火曜の夜からインフルエンザで寝ていた私は、(タミフルで熱は下がっていたのだけど)ただでさえフラフラするのに突然のことに気が動転しそうになった。
しかしあまりの物音と振動に逆に冷静になった気がする。

自分の家のあちらこちら、集合住宅のあちらこちらで物が落ちたり割れたり散らばったりする音がするし、トイレの水が凄い音を立ててはねているのも聞こえた。
まずは身一つで外に出てみた。
(パジャマにしているトレーナー上下にロングコートを羽織っただけ+マスクで、携帯と鍵しかもっていなかったのだから冷静とはいえないか…)
(同じように外に出てきた人たちの様子をみると、皆さん貴重品はある程度持っておられる様子だった…やっぱり冷静じゃなかったな…)

しかしとにかく、ドラ(息子・仮名)の帰りを外で待とう!と決めて少し広い道路わきにいること30分くらいか…ドラが同じクラスの子と一緒に歩いてくるのが見えた。
もうこれで大丈夫!とひとまず安心し、大将(夫・仮名)に電話やメールをしてみるが一向にかからない。
他の方が持っておられたラジオ情報によると千葉よりも東京の方がまだましだったようなので、彼は心配いらないだろうと判断し、ドラと近所の公園へ。

揺れが少し納まった時間帯にパッと家に戻り、お財布を入れたリュックと母の形見の指輪だけはひっつかんで再度外に出た。

(玄関は姿見が倒れているし台所は足の踏み場もないほどガラスや陶器が飛び散っていて、かなり危険だったが火事場の馬鹿力?みたいなもので驚くほどスムーズに動けた気がする…これも気がするだけかも。)

揺れが比較的落ち着いたこと、外があまりに寒かったことで夕方5時過ぎに帰宅して危険物を猛烈な勢いで片付けた。

夜になって断水したが、大将や福岡の父・姉とも連絡が取れたので精神的にはホッとした。

しかし一晩中余震が続き、携帯の緊急地震警報が何度もなるので殆ど眠れず。
ドラは横でぐうすか寝ていた。
帰宅難民だった大将は今日昼過ぎに戻ってこれた。

とにかくおかげさまで私たち家族は無事です。
東北の方々の恐怖と辛さを思うとたまりません。

祈りながら、とりあえずはご報告まで。