もうこれ以上

揺さぶるのはやめてほしい、大地を。
昨夜の地震(宮城で震度6強なのに余震…)で被災地のどこにもこれ以上の被害がありませんように!と祈り続けフラフラの朝。

うちは震度4だった。
あまり当たらない緊急地震速報が鳴り、一応身構えていたところにドンときた。
まだ大将(夫・仮名)は帰宅しておらず、ドラ(息子・仮名)は深い眠りの中。
とりあえずドラを起こすかと声をかけたが「んー?なんか部屋がガタガタ言ってウルサイ…」と呟き再び眠りこけてしまった。
これ以上揺れが強くなったら引っ叩いてでも起こすしかないかと考えながら玄関を開け、少し治まってきたのでTVでニュースを見る。

東北各地の様子が次々に映し出され、まず思ったのは原発のことだった。
先月の大震災まで原発について深く考えもしなかった自分自身を情けなく思う。
本能的に「不気味なもの」として受け止めていながら、首都圏に暮らす者としてその恩恵(電気)を享受していることすら強い自覚を持たずにいた。
あのうつくしま・ふくしまが甦りますようにと祈ることしかできない無力さを恥じる。

今朝は風がびょうびょうと吹いている。
そのたびわがおんぼろ住宅はガタガタ音を立て、昨夜のそして先月11日の地震を思い起こさせる。

自分の足元が揺れて初めて様々なことを実感として受け止める鈍さ。

猛省することは沢山あるが、今はひたすらに祈り、自分にできることを日々やっていくしかないのだろう。

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(ここからは敢えて主語抜きで書きます、妄想宇宙語交じりなので一般の方はお読みにならないほうが…笑)

昨日、被災地で炊き出しをしたらしい。
そんな話題が取り沙汰されることを恐らく喜ばない…というより嫌悪すると思うのでこれまでも色々な裏情報は書かずにいたけれど。
きっと「こんなことしかできねーべ」と思ってやっているんだろう。
被災者の方の力にきっとなるだろう、強い気持ちは伝わるだろう。
でもどうか無理はしないで、一人の身体じゃないんだから!と身内のように願いつつ、頭が下がりっぱなし。
こんなときに書くべきことじゃないかもしれないけど、惚れっぱなし。

金額がどうこうではなく。
何を実行したしないに関わらず。
本気の瞳に、全身から匂い立つ思いのべらぼうな深さに、うたれっぱなし。
そのひと一人だけじゃなく。
言葉にならないけど。
大好き。