液状化

今回の大震災で問題になった液状化、千葉県内でも甚大な被害を産んだ。

海を埋め立てた、昔そこに川や沼があった、湿地や芦原だった…などの理由で液状化は起こるらしい。
そのため最近、不動産売買に古地図が引っ張り出されているとか。

全国的に有名なのは浦安だろうが、今現在私が住んでいる市内でも実はこの液状化が起きた。
いまだに下水管の整備が完全には終わっていない場所もある。
そのあたりはやはりかつて海だった…人間の力を簡単に捩じ伏せる自然の猛威を、様々な形で思い知らされている。

そしてなんと。
我が家(集合住宅)も液状化の被害を被っていたのだった!
外壁のすぐ脇の地面がぐるりと激しく地割れしているのは、単なる地割れではなかったらしいのだ。

先だって住宅近辺の草取り&清掃が行われ、参加した際に聞いた衝撃の事実。

「このマンションは、固い地盤は17m下にしかありません」
「そこまでは20mの杭を打ち込んであります」
「つまり3mが地盤に固定されていてその上は空洞です」
「だから揺れが激しいんです、ちょっとした高層ビルみたいなものです」

そんないまさら、理事長さん(泣)。

ただでさえ年季の入った(築年数38年…って上二人と同じじゃん!←喜んでる場合じゃない)建物なのに、そんな不安定な土台だったとは。

目の前の空き地が、その昔は川だったということは知っていた。
雨が降るとしばしば氾濫するので埋め立てられ暗渠になったことを、引っ越してきてから聞いたので。

しかしまさか建物の下も川だったとは思いも及ばなかった!
(実際にはかつての川がどのようになっているのかよくわからないのだが)

そしてさらに衝撃は続く。

地震の後、上下水道が使えなかったですよね。すぐにとりあえずの配管をしてもらいましたがあれは間に合わせです。近いうちにやり直さないといけません」
液状化の問題含めて市に問い合わせしましたが、戸建が先だと。被害が多すぎてとても対応しきれないとのことです。自分たちでやるしかありません」

…だそうだ。

うちの場合は(持家じゃないから)引越せばいいんですけどね。
それにしても諸々のタイミングがあり、しばらくはここに住むんですけどね。

ひとつだけ納得したのは、少しの余震でも相当揺れている気がするのが「錯覚」ではなかったということだ。

しかしね、もっと厄介なのは精神の液状化なのですよ。
詳しいことを書かずしてちょいちょい愚痴を垂れ流して申し訳ありません。
なんというか、テンションマリアナ海溝

そんな中でもスマさんたちがいてくれる。
この数日、スカルプDやはねとびやゴロデラやらでどれだけ支えてもらっていることか。
今スマは私の中の確かな杭である。

だけどそんな存在もなく、日々必死にやっている人たちもいるのだ…。
せめて身近な人たちの杭の一本になりたいと思っているけど、それもどうだか。

頼りなくても杭になりたいんだったら自分が折れてちゃあかんよな。

んんんんんーーーーー。