3日から13日まで

福岡の父が我が家に滞在していたので、日記の更新はもとよりPCを開くことさえほとんどない10日間であった。
普段見ているTV番組(主にスマ関連)も見逃したり録り逃したり、フィギュア(グランプリファイナル)をつけていてもまともに見られなかったりで、ヲタスミとしてはカラッカラに乾燥して干上がる寸前。
それでも、毎晩父が楽しそうに晩酌して大いに喋り(日本の歴史や政治経済のことから親戚の話・幼少時代の話まで)、そして用意したものをなんでも喜んで食べてくれるのは張り合いのあることだった。

今回の上京は、父の長兄が2日の夜に亡くなったためであり(93歳の大往生!)、急に決まったことなので迎える側としてはちょっとバタついたが、父はまったくお構いなしで超マイペース(苦笑)。
狭い我が家に老齢の父が10日も滞在するのは正直タイヘンな面も多々あった。
客間などないからリビングに布団を敷いてそこで寝起きしてもらう…ということは、大将(夫・仮名)やドラ(息子・仮名)にも相応の不便があるわけで。
食事や入浴も当然父のことを考慮するし、生活リズムの違いもあるし、父がどこかに行きたいとなれば元気とはいえやはり80歳だから一緒に…ということになる。

当初はこれが何日間のことになるのかわからず、お通夜と告別式が終わって数日ゆっくりしたら帰福するのかな…程度に思っていた。
年末だし大将は残業と出張にまみれているし、学校行事もあるしバイトの面接もあるし…というのはあくまでもこちらの考えで、父としてはせっかくの機会なのでやりたいことが色々あり結果的に10日になったのである。

これを「長い」と感じるか「短い」と受け取るかはホスト側の器かしらん…と思う。ちっちぇー器なのに、なるべく快適に過ごしてもらいたいと頑張ってしまうから後で疲れるんだよなー、アホやなー。

まぁそれでも、何より父が元気でいてくれることが有り難いし、それはもうご機嫌さんなまま無事(昨夜)帰宅したとの連絡があって心底安堵した。
突然「美術館では今どんなものをやってるんだ」と言いだしたり(幾つか調べて上野でゴヤ展を観た)、新聞記事を読んで「この歌舞伎(国立劇場の元禄忠臣蔵)を是非観てみたい」と熱望したり(ネット予約した)、ちょっこし振りまわされた感はあるけれども、私もお供してそれなりに楽しめたのだから感謝である。
年をとって話がくどくなったりなんだか思想が偏っている?ように感じるのも、やむなしである。
時には聞いている方がげんなりしてしまうことも含めて、多分やむなしなのである。
平和に、平穏に、楽しく柔らかい会話を…と願ってなんとか頑張ったよ俺!(突然の俺モード出現)

父がドラと一緒に楽しめるものはないだろうかと考えて、簡単なマグネットの将棋セットを買ったのは大当たりだった。
お爺ちゃんに一から教えてもらいつつ孫(ドラ)は果敢に勝負し、コマを落としてもらった状態でも殆ど負けていたが何回かは勝てて喜んでいた。
教えること・共に遊べること・教えた相手が少しずつ強くなることに目を細める父をみて、私もじんわりと嬉しかった。

昨日学校から戻ったドラが「もうおじいちゃん帰っちゃったんだね、将棋ができないのかぁ」と残念がっていた。
そうだねぇ、普段どおりに戻った我が家にホッとしながら少し淋しいねぇドラ。
なんかすーすーするよねぇ。

それにしても毎晩毎晩よく飲んだ!
ビール、日本酒(冷酒にぬる燗)、焼酎(麦に芋)…そしてよく食べる傘寿だった!
ようござったようござった。
ちったぁ親孝行の真似事ができた気がする、アリガタヤアリガタヤ。

密林から送られてきた北京公演DVDも録画できているはずのスマ番組も殆ど手をつけていないけど、昨夜とりあえずツイッターで話題だった黒猫はみたよ!(今週のスマスマ・ビストロ内の出来事)
子猫→黒猫→餌づけの流れで乾いたヲタ魂がかなり潤ったよ!(誰に報告?)

10日の間にあったその他いろいろはまた近日中に。
ネットからしばらく離れていたので読みにいきたいブログも多数、それより気付けば年末だわよー、大掃除に年賀状に仮面嫁ダーだわよー、うあああああ(ムンク顔)。

が、がんばろう、いろいろ。
でもちょっとだけ、スマ充な時間を持ってもいいかしら?(いいともー!)(一人芝居)(しかし既にドラが早帰りなのだった)(早帰りなんかに負けないわ)