閏年の閏日(ただの嘆きの壁)

私が大好きだった父とは、もう一生逢えないのだろうか。
二時間半、電話で話した。
話したというよりも一方的に自説を唱えるのをひたすら聞いていた。
少しでも口を挟もうものなら凄い勢いで怒り罵倒してくる。
あんな人ではなかった。

不毛で悲しい二時間半だった。

年を取るのも悪くない、と書いたばかりだけれど。

年を取るということは、本人にとっても周囲にとっても難しいことでもある。

難しくても逃げられない。
…そしてまた私はSMAPを駆け込み寺にしてしまうのだった。