今日は12月11日です(一年九カ月が経過しても…)

先週金曜夕方の東北から関東にかけての地震、最近の中ではかなり大きくて心配でたまらなかった。
TVから「東日本大震災を思い出して下さい!」「避難して下さい!」という強い口調の放送が繰り返され(それは勿論必要なことだとは思うけれども)、遠く離れた九州に居ながらしばらく震えが止まらなかった。

あの日のことを忘れるはずもないが、日常的にはまさにその当日の恐怖や不安には蓋をして過ごしていることを思い知らされた気がした。

去年の3月11日、千葉(震度5強)にいた私ですらこうだ。
住んでいたのが地盤のゆるい場所に建つ古い古い建物だったから局地的な震度はもっとあっただろうし、自分自身がインフルエンザで寝こんでいた状況だったから恐ろしさは増幅していたのだが、それでも震源地近くにいらっしゃった方々のことを思えば…‘トラウマ’などという言葉は軽々しく使えない。
(だから‘トラウマに近い不安感’とでも呼ぶしかないだろう…。)

幸いにして金曜日の地震で大きな被害は出なかったようだけれども、各地の原発は本当に大丈夫だったんだろうか?と考えてしまう。
一か所を除いて止まっているからリスクは下がっているはず…でも福島の汚染水についてなど最近詳細報道がなされていないし原発がある限り心配するなというのは無理な話だ。

あの日以来、自分にできることとして以前よりも一層の節電・節水を心がけてきた。(時々家族に文句を言われながらも…体調を崩さない範囲で。冬は家の中でも厚着をすればいいのである。乳幼児や高齢者、病気の方などには無理をさせられない分、うちの家族なんざ40代の夫婦に中学生男子なんだから頑張りがきくはずなのだ、うん。←誰に向かって主張しているんだか…私と正反対に電気水道ジャンジャンバリバリ使いたがるオットなんだが…この愚日記は知らないのでここで言っても伝わらんっつの!)

世間一般ではどうなんだろうか。
1年9カ月経ち、そのあたりの意識も薄らいでいる気がするのは私が福岡に引越してきたせいばかりではないだろう。

喉元過ぎれば…という諺がある。

だけど余震はいまもって続き、日本中いたるところに活断層は存在し原発放射性廃棄物も存在し続けている。

なにひとつ、喉元を過ぎてなんかいない。
そのことをきちんと確認する日にしたいから、私は11日には出来る限り震災関連について書き残そうと思っている。