5月だなんて!

驚きますわよ本当に、もう5月なんですってよ奥さん!(奥さんて誰…)

今年に入って…特に3月4月は「嘘やろ?」と言いたくなるくらい早かったです。
何がそんなに忙しかったのかと振り返ると、勿論それなりにバイトだとか学校行事とかPTAとか色々ありましたけど「毎日スケジュールがビッチリ」という程ではなかった…のに…ナゼ…どうしてなのーなんかもうありえないスピード…!

しかしおかげ様で病気もせずにやっております、ドラ(息子・仮名)がインフルになったときは絶対うつるわ〜と思いましたけど(ってあれは2月のことか!)全然うつらなかったし、黄砂とかPMなんちゃらの影響で喘息の症状が出るかと心配してましたがそれも(今のところ)なくて。

ありがたやありがたや!

ありがたやといえば神社仏閣でございますよ!(スミコ強引につき…)
長くなりそうなので畳みます。



4月に人生初のお伊勢詣りに行きまして、すっかりはまりこんだことは前回の愚日記で書きました(はず…確認中…大丈夫大丈夫間違いない…自分の言動にまったく自信のない今日この頃…指さし確認きほんきほん)。

お伊勢さんの空気に圧倒され、と同時に癒され…なんて「言葉」で書くと「言葉」以上にならないので伝えきれなくてもどかしいくらいに、心にも身体にも極上の波動を受けとめてしまいまして。
こりゃーもう「行きたい」と思った神社仏閣には行くしかないね!と強く強く感じ、このGWにも既に二つの大きな神社に詣でて参りましたぜよ!

どこかと申せば、福岡の東の地にある「宮地嶽神社」と「宗像大社」でございます…。
そもそも私が宗像大社の「高宮さん」に、TV画面を通じてであるにもかかわらず異常なまでに惹きつけられたのが事の始まりでございました。
(ちなみに番組はつるべさんがかぞくと乾杯するやつです、オホホ)(ちょいと調べたら宗像大社は2月の放送でございました)

どうしてもあの古代の祭場に行きたい、行かにゃーならん!と気持ちが高まり、大将(夫・仮名)に「ぜひ行こう、一緒に行こう、今行こう!」という勢いで持ちかけたのでした…が、「今行く」なんてわけにはいかず怒涛の3月4月。

そうこうするうちに大将が「今年まずはお伊勢さんに行くべきじゃなかろうか?」と具体的にプランを立て始めたのです。
(大将もここ数年ホント色々ありまして、身も心もかなり辛い状態なのでいよいよ神頼み!モードに突入していますの…私も去年、父の病気のことやら何やらがあって「高野山かお伊勢さんか、そのような霊験新たかな場へ行き出来ることなら心の平穏を得たい」と思っていたのも事実です…ところが突然の転勤により計画がストップしていたわけです。)

やると決めたら行動あるのみの大将、すぐに飛行機を予約し宿(これは抽選だったので当たらなければ行けなかったのですけど)を手配し「4月の最初の土日で行くから!」と宣言。
その前の週末は東京〜千葉〜茨城に法事で出掛けていましたし、帰宅後はバイト三昧というタイトなスケジュールでしたが「ここを逃したらいつ行けるかわからない」という大将の気迫(?)に押し切られ、いざ当日を迎えると恐ろしい悪天候で(苦笑)。

だけどそれもこれも織り込み済みといいますか…大雨も大風も、計画のツメが甘くて色々大変だった道中すらも忘れ難い思い出になっております。
(ま、そのあたりのことはまた機会があれば…☆)

このタイミングで行けて本当に良かったです、式年遷宮の年ということも大きいけれども「まずはお伊勢さんから」という大将の直感(みたいなもの)も、私がとある別宮さんで感じた「此処には何かがある、此処が呼んで下さったのかも」という巫女的?直感(みたいなもの)も、そのままの形で通った(どこを通ったのかはわからないけど)気がします。

お伊勢さんを詣でた同じ月の終わりに、宮地嶽さんと宗像さんにも行けて本望でございます!
これまたちょっとした大将によるアレンジがあって、私としては兎にも角にも高宮さん…!という唯一念でしたが大将が「せっかく東に行くんだから宮地嶽神社にも行こう?こっちも大きいみたいだし?」と提案。
実は昔々、確か一度だけ小学生の頃に家族と宮地嶽神社に初詣に行った記憶があり「あ、そうねそうねあそこも大きいよね、確か凄く大きな注連縄があったような…」とあやふやな受け答えをしたのち、HPで調べるとアリマシタアリマシタ。
そして気になる「奥の宮八社」という項目を見つけ、これはどうあっても行くべきだと確信…すぐにビビッとくるタイプでスミマセン、テヘへ。

HPをじっくり見ることはなく(あまり先入観を持ちたくなかったので)、当日ふらり風任せな日帰りの旅へ。
車を借りることも考えたのですが(その方が圧倒的に便利だとは思う)、大将が「休日に運転したくない」と中年の主張をするので、そんなら電車&バス&歩きでいきましょうかと。
そのため、だいぶ体力勝負な神社仏閣巡りと相成りました(苦笑)。
ただでさえ神社の境内は広いのです!
しかも御本殿だけでなく隅から隅まで拝んでいこうという計画、宗像さんまでは駅から5キロあるところを歩こうかと試みたり(途中で断念しましたが)、今後はまずストレッチから始めよう!ってなアラフォー夫婦ですよ、トホホですよ…(アラフォーじゃないや、もうaround50やんけ!うぎゃー!)

宮地嶽神社で、まず御本殿に参拝した後「ご朱印帳」を購入いたしましたよ!(なぜか鼻息荒し…)
とてもとても感じのよい神職の方が対応して下さり「どのページになさいますか?」とおたずねに…。

???なスミコは「どのようにするのが普通なんでしょうか?」とお聞きしましたところ「本来は最初の頁に伊勢神宮の内宮・外宮のご朱印を頂くのですが」とのお答え!

なんということでしょう!
お伊勢さんではそこまで気がまわらなかった粗忽者でございます…(泣)。

でもきっとこれも何かのご縁!
「実はつい先日お伊勢さまに詣でたのですが、その時はご朱印を頂かなかったので…いつかまた詣でたいと思っておりますから2頁分空けて頂けますか?」とお願いしたところ満面の笑顔でご了承下さいました。

そして「伊勢に行かれたのですか、いかがでしたか?」と問われましたので、つらつらと感想を述べますと「それは良い時に行かれましたね、式年遷宮の年でもありますし大変素晴らしいことだと思います」とほほ笑んで下さるイケメン御神職様なのでした…(うっとり)(うっとりすんな!)

ところでなんだか文体がいつもと違いますわね、まぁお気になさらずに…!

というわけで、奥ゆかしい緑色(濃萌黄または深藍といったところかしら…)のご朱印帳を胸にいそいそと奥の宮へ。

山道には木々の緑、色とりどりの花、薬草が目にも鮮やか。
空気も澄んで清々しいし「コレダカラ神社仏閣巡りヤメランナイ!」とテンションあがるあがる…(ヤメランナイもなんも、始めたばっかりですがな…)。

それぞれの御宮に一つずつじっくりとお参りし、不動神社でまたご朱印を頂きました。
(ここがまた素晴らしい「気」を発している場所でありました…あくまでも個人的な感覚ですけど。)

八社すべて巡り終えて御本殿横の道に出ると藤&躑躅の花盛り。
春爛漫な神社はそれだけでもう極楽のようなものですわよ、奥さん!(だから誰…)

そして来るときにはひたすら昇ってきた参道の階段をいざ下ろうとした時、目に飛び込んできたのは玄界灘まで長く真っ直ぐに続く一本の道筋。
この風景は、きっと1600年前から同じなんだろうなぁと考えると身震いがいたしました…。
人々の思いも願いも、きっとその昔からさほど変わっていないのかもしれません。

感慨にふけりながら宮地嶽神社を後にして、向かったのは宗像大社でございますよ。
福岡で暮らしていた10代〜20代、耳にしたことはあっても訪れたことはなかった宗像さん。
ここは「道の神様」なので、福岡界隈に住む人々は車を買ったらこちらでお祓い…という神社でもあります。
私が育った家庭では車がなかったのでご縁がなかったのやもしれません。
(今回も、車のお祓いとは無関係に御参りしたわけなのですが。)

無謀にも最寄駅から歩いていこうとしたため、辿り着くまでにちょっと疲れましたが(でも私たち夫婦よりも随分年配な方々が歩いておられました!たまたまウォーキング大会が開かれていたようで…皆さん健脚だなぁ!見習わねば…!)いざ鳥居をくぐればすっかり元気を回復♪

鳥居近くに、宗像大社の由緒書きがあり読みましたらば「裏伊勢」という記述があって驚きました…もちろん、神話の時代まで遡る歴史を持つ神社だという知識はあったものの「お伊勢さん」とそのようなご縁が…。

元伊勢というお社は沢山あるそうですが、裏伊勢と呼ばれるのは宗像大社だけなんだそうです…ううむむむ深すぎてなんだかよくワカラナイ!
(ワカラナイのも無理はないですよね、そもそも神話の世界にも詳しくないし…それでも何か強いご縁を感じるので、気になったことは調べたり心惹かれる場所は訪ねたりしようと思うのですわっ!)

拝殿から第二宮、第三宮へとお参りし(こちらの二つの御社殿は昭和48年の式年遷宮後に御下賜されたお宮だそうで、それはそれはお伊勢様の残り香と申しますか…御母上様に大変良く似たお嬢様方!とでも言いたくなるような佇まいでございました…そんな喩えは畏れ多いかしらん)、いざいざ高宮さまへ。

案内所で頂いたパンフレットには「宗像大神御降臨の地と伝えられる。全国でも数少ない古代祭場」とありました。
山道を登っていく途中の、海に向かって開けた場所(樹木が光を丸く包み込むような平かな空間)からして独特の空気が漂っていました。
そこからさらに階段を上ると厳かで凛とした高宮さまが…(社殿などはなくて神籬、磐境だけが鬱蒼とした森の奥に鎮座して木漏れ日を浴び風を受けておいででした)。

手を合わせると吸い込まれそうな感覚があって、でもそれはおどろおどろしいものでもなんでもなくて、心が鎮まり温まるような…お伊勢さんのとある別宮さんで感じたものとはまた少し違うけれど、あーよかった、いまここに来られて本当に良かった!と深い充足感を得た巫女的?スミコでありました。

はぁ、しかし長い愚日記であることだよ…ちょっと目が疲れてしまったので今日はこの辺にしたいと思います(ってまだ続きを書くんかい!5スマ旅のことはどげんすると!)が、宗像大社をお参りしたあとで立ち寄った「やまつばさ」(宗像の温泉でなんと源泉かけ流し♪)も大変気持ちよく快適であったことを記しておきますわ、奥さまっ!(最後まで謎の「奥さま」に話しかけるテイ)

それではまた近いうちに…(だといいんですが)。

皆さま、よきゴールデンウィークをお過ごしくださいませ!